未来富山高校野球部は、創部からわずか8年という短期間で急成長を遂げ、2025年夏の甲子園出場を果たした注目の高校野球チームです。
未来富山高校野球部の監督には、元ヤクルトの名選手・角富士夫氏の息子である角鴻太郎氏が就任し、若さと実力を兼ね備えた指導でチームを牽引しています。
未来富山高校野球部には全国各地から優秀な選手が集まり、その育成体制や戦略も高く評価されています。
一方で、未来富山高校野球部には過去に不祥事もありましたが、チームはその経験を糧にしながら着実に強化を続けています。
- 未来富山高校野球部の監督は元ヤクルトの角選手?
- 未来富山高校野球部のメンバーの出身中学は?
- 未来富山高校野球部で不祥事があった?
未来富山高校野球部の監督は元ヤクルトの角選手?

未来富山高校野球部の監督として活躍している角鴻太郎監督は、2025年7月現在も現役で指導にあたっており、創部8年目にして甲子園出場へ導いた立役者です。
若くしてチームを成長させたその手腕は、県内外から高く評価されています。
角監督は元プロ野球選手・角富士夫氏の長男氏の長男で、野球に深く関わる家庭で育ちました。
監督としての手腕
攻撃重視の戦術で、2025年夏の県大会では6試合63得点という圧倒的な成績を残しました。
彼の指導のもと、エースは最速145km/hの本格派に成長し、U18代表候補まで誕生しています。
選手個々の能力を引き出す力と、全国から集まる才能をまとめるマネジメント力が、未来富山高校野球部の飛躍を支えています。
監督のプロフィール

2022年に未来富山高校野球部のコーチに就任後、2023年に監督に昇格しました。
父は元ヤクルトの名選手・角富士夫氏。
自身はプロ経験はありませんが、学生・社会人での豊富な経験と情熱をもって、未来富山高校野球部の監督として確かな成果を上げています。
未来富山高校野球部のメンバーの出身中学は?

未来富山高校野球部のメンバーには、富山県内に限らず、関東や甲信越など全国から実力ある中学生が集まり、全国屈指の戦力を形成しています。
未来富山は2018年に開校した通信制の私立高校で、全校生徒24人中、23人がアスリートコースで学ぶ野球部員。県外から入学した22人を含め全選手が寮生活を送っています。
2025年夏の県大会決勝のスタメンを見ても、千曲ボーイズ、東京城南ボーイズ、横浜南ボーイズなど、強豪クラブチーム出身の選手が多く、実績と経験を兼ね備えた選手層の厚さが感じられます。
主力メンバーの出身チームを紹介

遊撃手の小林羽琉選手は千曲ボーイズ、三塁手の古市真太郎選手は東京城南ボーイズ、捕手の中込大選手は武蔵府中リトルシニア出身です。
さらに、エースの江藤蓮選手や一塁の青木雄大選手も千曲ボーイズでプレーしており、U18日本代表候補にも選出された実力の持ち主です。
また、松井清吾(横浜南ボーイズ)、原山優歩(長野東シニア)、内藤愛斗(山梨バンディッツヤング)など、他県からの有望選手も多数在籍しています。
背番号 | 名前 | 位置 | 学年 | 出身中学または所属チーム |
---|---|---|---|---|
1 | 江藤蓮 | ピッチャー | 3年 | 須坂市立常盤中(千曲ボーイズ) |
2 | 中込大 | 捕手 | 2年 | 武蔵府中リトルシニア |
3 | 武林龍之介 | 内野手 | 3年 | 東京城南ボーイズ |
4 | 原山優歩 | 内野手 | 3年 | 長野東リトルシニア |
5 | 古市 真太郎 | 内野手 | 2年 | 東京城南ボーイズ |
6 | 小林羽琉 | 内野手 | 2年 | 千曲ボーイズ |
7 | 松尾大樹 | 外野手 | 3年 | 羽田アンビシャス |
8 | 内藤愛斗 | 外野手 | 2年 | 山梨バンディッツヤング |
9 | 松井清吾 | 外野手 | 3年 | 横浜南ボーイズ |
他 | 丸山晄駕など |
未来富山高校野球部は、全国規模で才能を集めることで、強豪としての地位を確立しています。
未来富山高校野球部で不祥事があった?
未来富山高校野球部では、2025年に部内のいじめ行為が発覚し、不祥事として大きく報道されました。
具体的には、当時の1年生部員に対して、他の1・2年生メンバーが足を蹴ったり、腕を強くつかむといった行為を繰り返していたとされ、日本学生野球協会から対外試合禁止処分を受けました。
この不祥事は、未来富山高校野球部にとって大きな転機となりました。
不祥事の内容とその後の対応
いじめを受けた1年生部員の存在が報告され、足を蹴る・腕をつかむといった行為が確認されています。
この不祥事に対し、学校とチームは再発防止のための体制強化に乗り出し、保護者や外部関係者と連携しながら改善を進めました。
その後、チームは気持ちをひとつにして立て直し、見事に富山県大会を制覇。
不祥事を教訓に変え、未来富山高校野球部は再出発を果たしています。
未来富山高校野球部の強さの秘密は?

未来富山高校野球部は、創部からわずか8年で全国大会出場を果たした注目校です。
その背景には、全国から有望な選手を集めるスカウティング力、通信制を活かした野球特化の育成環境、そして若き監督による的確な指導と、さまざまな強化要素が組み合わさっています。
全国から有望選手が集まるスカウティング
強豪ボーイズリーグやリトルシニア出身のメンバーが多く、それぞれが高いレベルの経験を持っています。
この全国スカウト体制により、他校とは一線を画す選手層の厚さが実現されています。
通信制×野球特化の柔軟な育成環境

この仕組みにより、選手たちは野球に打ち込む時間を最大限確保でき、技術と体力をバランスよく鍛えています。
また、寮生活によって規律とチームワークも育まれています。
若くて実力派の指導者による緻密な指導
選手の特性に応じた練習メニューや戦略を立てる指導力に定評があります。
また、2025年にはエースの江藤蓮投手(U18代表候補)を中心に、攻守に優れたチーム構成で富山大会を制覇。
過去の不祥事も乗り越え、精神的にもタフなチームへと成長しました。
まとめ
未来富山高校野球部は、角鴻太郎監督の若く柔軟な指導のもと、創部わずか数年で急成長を遂げた実力派チームです。
未来富山高校野球部の監督である角監督は、全国から集まった選手たちを巧みにまとめ上げ、チームの攻撃力と結束力を高めてきました。
過去に不祥事もありましたが、そこから学び、より強く前進する姿勢も未来富山高校野球部の魅力の一つです。
今後のさらなる飛躍に期待が高まる未来富山高校野球部を、これからも応援していきましょう。
第107回全国高校野球選手権 東・西東京大会展望号 2025年 8/3 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊
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