新潟県村上市に鎮座する西奈弥(せなみ)羽黒神社は、地域の人々から深く愛される歴史ある神社です。
参拝の目玉となるのが、133段の石段を上る参道です。この階段を上り切ると、美しい自然に囲まれた本殿が姿を現し、境内からの絶景も楽しめます。
また、西奈弥羽黒神社は神社の名前が記された墨書きと朱印がいただけることでも人気を集めています。
さらに、西奈弥羽黒神社には長い歴史と由緒があり、地元出身の横綱・羽黒山政司とも深い縁があります。
この記事では、西奈弥羽黒神社の魅力を階段や御朱印、ご利益、歴史などさまざまな視点から詳しくご紹介します。
訪れる前にぜひチェックしてみてください!
西奈弥羽黒神社の階段は133段!
西奈弥羽黒神社の階段は、133段の石段です。
この階段は、西奈弥羽黒神社を訪れる際の大きな特徴であり、参拝者にとって一種の試練のような存在です。
参道に入ると、二の鳥居や三の鳥居をくぐり、社務所の前を進むと、この神聖な石段が姿を現します。
133段という数字は、他の神社と比べても比較的多く、一歩一歩上るたびに神社の静かな雰囲気に引き込まれていきます。
階段を上りきると、本殿に到達しますが、そこに至るまでの道のりは、心身を清める意味も持っています。
周囲の自然が階段を包み込むように広がり、神秘的な空気感に満ちています。
この階段を上ることで、日常の喧騒から離れ、心が洗われるような感覚を味わえるでしょう。ぜひ挑戦してみてください。
西奈弥羽黒神社の階段を上った時に広がる絶景とは?
西奈弥羽黒神社からは、塩谷のまち並みと日本海に浮かぶ粟島の絶景を楽しめます。
本殿に向かう133段の階段を上り、さらに37段の石段を進むと、山頂の展望台が現れます。
眼下には村上市の街並みが広がり、その奥には輝く日本海が広がります。
晴れた日には、海に浮かぶ粟島までくっきりと見渡すことができます。
この景色を目にすると、階段を上った苦労が一瞬で報われるような気持ちになるでしょう。
また、周囲の木々や鳥居、彫刻が織りなす風景も、写真に収めたくなるほど美しいものばかりです。
西奈弥羽黒神社を訪れる際は、この絶景をぜひ体感してください。
西奈弥羽黒神社のご利益と歴史
西奈弥羽黒神社は、地域の総鎮守として、地元の繁栄や平和をもたらすご利益があるとされています。
この神社は687年(持統天皇元年)に創建されたと伝えられる歴史深い神社です。
当初は西奈彌山(現在の臥牛山)の頂上に鎮座していましたが、村上藩主の堀直寄によって現在の場所に遷座されました。
この背景には、藩主が神社を見下ろすことを恐れ多いとした信仰心がありました。
訪れることで、長い歴史の中で育まれた厳かな雰囲気を感じられるでしょう。
西奈弥羽黒神社のご利益と神様は?
西奈弥羽黒神社には、地域に豊かなご利益をもたらす三柱の神様が祀られています。
主祭神である奈都比売大神(なつひめのおおかみ)は、この地を開拓した神とされ、農業の発展や地域の繁栄を見守ってきました。
また、出羽三山から分祀された倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と月読命(つきよみのみこと)もお祀りされています。
この三柱の神々は、江戸時代には「羽黒三所権現」と呼ばれ、特に五穀豊穣や家内安全、地域の平和といったご利益で知られています。
参拝することで、古代からの自然崇拝や地域の人々の信仰の深さを体感できるでしょう。
ぜひ神々に感謝を捧げ、ご利益をいただいてみてください。
西奈弥羽黒神社の歴史は?
西奈弥羽黒神社の歴史は古く、持統天皇元年(687年)に創建されたと伝えられています。
当初は西奈彌山(臥牛山)の頂上に鎮座していましたが、その後の歴史的経緯により現在の場所に遷座されました。
天正年間に、本庄繁長が出羽三山の一つである出羽神社から神を分祀し、当社に合祀しました。
寛永10年(1633年には、村上藩主の堀直寄が、城から神社を見下ろすことを畏れ多いとして、現在の場所に社殿を造営し遷座。
明治3年(1870年)に現在の名称に改称しまし、昭和3年(1928年)には県社に昇格しました。
階段を上って絶景を見ながら地域の人々の願いや信仰の深さを感じることができます。
西奈弥羽黒神社の御朱印とは?
続いて、西奈弥羽黒神社神社の御朱印についてご紹介いたします。
御朱印集めの際は、必ず参拝を済ませてから授与所に向かうなど、適切なマナーを守ることが重要です。
御朱印をお願いできる時間や場所や特別な日に訪れると、西奈弥羽黒神社の伝統的なスタイルの御朱印がいただけます。
西奈弥羽黒神社の御朱印は、どこでもらえる?
西奈弥羽黒神社の御朱印は、社務所でいただけます。
参拝を終えた後に社務所を訪れると、御朱印をお願いすることができます。
また、御朱印を受け取る際には受付時間が定められている場合が多く、午前9時から午後4時までなどの時間内に訪れることが推奨されます。
御朱印に関しては、訪問前に電話で確認するのがおすすめです。
参拝の証として御朱印を受け取る際には、御朱印帳を準備しておくことをお忘れなく。
この神社ならではの特別な御朱印を受け取り、旅の記念として持ち帰ってみてください。
西奈弥羽黒神社の御朱印は、どんなもの?
西奈弥羽黒神社の御朱印は、神社の歴史や信仰を感じられる伝統的なものです。
御朱印には、神社の名前が力強い筆で墨書され、その上に朱色の印章が押されている美しい御朱印です。
毎年7月7日の大祭の時は、大祭だけの限定もあるそうです。
最近ではカラフルなイラストやユニークなデザインが施された御朱印も増えていますが、西奈弥羽黒神社では伝統的なスタイルが中心となっています。
御朱印の料金は300円~1,000円 ※御朱印の種類により初穂料が異なります。
訪問前に最新情報を確認するのがおすすめです。
横綱羽黒山政司と西奈弥羽黒神社の関係
羽黒山政司の四股名は、彼の出身地「羽黒」に由来し、西奈弥羽黒神社とも深い縁があります。
故郷の地名から四股名をとったほど郷土を愛した羽黒山。
彼の四股名は、この地域のシンボルである「羽黒山」と、地元で崇敬される西奈弥羽黒神社にちなんでいます。
相撲界に多大な貢献をした羽黒山政司のそのまわしは、現在羽黒神社に残っています。
アクセス方法
西奈弥羽黒神社は、新潟県村上市の市街地からアクセスしやすい場所に位置しています。公共交通機関や車でのアクセス方法をご紹介します。
1. 電車と徒歩でのアクセス
JR羽越本線「村上駅」で下車後、駅から徒歩約20分で到着します。
駅からは市街地を通り、神社の入口に向かう道中も地元の風景を楽しむことができます。
歩くのが難しい場合は、タクシーを利用すると便利です。
2. 車でのアクセス
車を利用する場合、北陸自動車道「村上瀬波温泉IC」から約10分で到着します。
神社近くには無料駐車場があり、車での参拝にも対応しています。
3. バスでのアクセス
村上市内を走る路線バスを利用し、「西奈弥羽黒神社入口」停留所で下車後、徒歩約5分で神社に到着します。
まとめ
西奈弥羽黒神社は、133段の階段を上った先に広がる絶景や深い歴史、豊かなご利益で多くの人々を魅了しています。
その階段は、神社の荘厳な雰囲気を感じながら心身を整える特別な体験を与えてくれるでしょう。
また、西奈弥羽黒神社では、地域を守り続けてきた神々に触れ、参拝の証として御朱印をいただくこともできます。
さらに、地元出身の横綱・羽黒山政司との縁も深く、文化や歴史を感じる場所でもあります。
訪れるたびに新たな発見がある西奈弥羽黒神社は、歴史や景観、ご利益のすべてを兼ね備えた特別な神社です。
ぜひ足を運び、神聖な空間で心を癒してみてはいかがでしょうか。
コメント