ドラマ「良いこと悪いこと」は、回を重ねるごとに伏線が積み上がり、“犯人は誰なのか”という最大の謎がますます深まっていまっていますね。
中でも視聴者から最有力候補として名前が挙がり続けているのが博士です。
怪しい行動や意味深な発言、そして原作との共通点が多いことから、博士こそ犯人ではないかという見方が広がっています。
しかし一方で、博士以外にも黒幕として疑われる人物は複数存在し、物語全体を読み解くには多角的な考察が欠かせません。
本記事では、原作設定、時系列の矛盾、最新話の伏線、心理的誘導など、多くの視点から「良いこと悪いこと」の犯人像を徹底的に整理し、博士が犯人である説・犯人ではない説のどちらでも回収可能なポイントを解説していきます。
良いこと悪いこと(分冊版) 【第1話】 (よもんがクロメ)はこちらから
- 良いこと悪いことの犯人は博士?最有力と言われる理由
- 良いこと悪いことの原作では犯人は誰?ネタバレ考察
- 良いこと悪いことの博士が犯人では“ない”場合の伏線回収ルートを3通りで検証
良いこと悪いことの犯人は博士?最有力と言われる理由

博士=犯人説が強い理由は、物語の中心にある「記憶の消失」と深い関係を持つ人物であり、復讐を抱えやすい立場にいるからです。
さらに、博士は過去の“夢の映像”にアクセスできる立場にあり、事件を動かせる条件をすべて満たしています。
良いこと悪いことの物語では、博士の行動と伏線が明確に描かれ、犯人予想でも断トツで注目されています。
怪しい行動と伏線|博士が疑われる3つのポイント
まず1つ目は、博士が「忘れられた同級生」という設定です。
良いこと悪いことでは、仲間から記憶ごと消されてしまった人物が深い傷を抱えており、これは復讐動機として非常に強力です。
博士という存在そのものが、物語のテーマと直結しています。
2つ目は、博士が“夢の映像”という重要データにアクセスできることです。
犯人は必ずこの情報を扱える立場であるため、博士は条件を完全に満たしています。
3つ目は、被害者と博士の接触直後に事件が起こる点です。
良いこと悪いことでは、この不自然なタイミングが多く、視聴者も「博士しかいない」と感じやすい流れになっています。
これらの理由により、博士は犯人予想の筆頭に挙げられています。
視聴者が「怪しい」と感じる演出

まず、博士が掲示板で複数のIDを使い分けていたり、特定の人物と密にやり取りするシーンが強い違和感を生みます。
これが犯人予想を博士に集中させる大きな理由の一つです。
また、同級生たちが博士を完全に忘れているという設定も不自然さを助長しています。
「存在を消された人物」という象徴性が、視聴者に“闇を抱えている”という印象を与えます。
さらに、博士と会った後に被害者が次々と襲われる描写が続き、事件との結びつきが濃厚に示されます。
良いこと悪いことの流れを見る限り、博士に疑いが向くように演出が積み重ねられており、犯人予想の中心に置かれるのは自然な流れと言えます。
博士以外の“もう1人の候補”とは?
もう1人の候補として最もよく名前が挙がるのが、大谷校長です。
大谷校長は事件の裏で博士に協力しているような描写があり、支配されているのか、自ら関わっているのか判断しにくい存在です。
次に挙げられるのが、委員長の小林紗季さんです。
彼女には妹の件で複雑な感情があり、誰よりも闇を抱えやすい立場にあります。
そのため、「博士ではなく小林さんが何かを知っているのでは?」という犯人予想も浮上しています。
さらに、スナック店主の今國一成さんも鍵を握る人物です。
博士と深くつながりながらも、どこか距離を感じさせる態度が印象的です。
「代理犯」説まで噂されており、博士の無念を誰かが代わりに実行している可能性もあります。
こうした複数候補が、良いこと悪いことの犯人予想をよりミステリアスにしています。
良いこと悪いことの原作では犯人は誰?ネタバレ考察

博士が大きく関わるのは確かですが、その背後には“別の黒幕”がいる可能性も示されています。
原作の良いこと悪いことは、博士の復讐心だけでなく、複数の人物の思惑が重なり事件が進む構造です。
ドラマと違い、原作は多層的な謎が特徴で、犯人予想が難しくなるように作られています。
原作の犯人設定は?ドラマとの違い
良いこと悪いことの犯人予想でも、博士が最重要人物と見られています。
しかし原作では、博士が単独犯というより“実行役”に近く、その裏には博士とは別の黒幕が存在する可能性が示されています。
これにより、犯人予想が一段と複雑になっています。
一方ドラマ版は、原作よりも“多視点で犯人を疑わせる構造”が強く、校長の大谷典代さん、委員長の小林紗季さんなど、複数の登場人物を怪しく描いています。
また、掲示板やSNS要素が加わり、博士が怪しく見えるシーンが増えています。
つまり、原作は“博士中心+複数犯の疑い”、ドラマは“博士以外にも怪しい人が多い”という違いがあり、良いこと悪いことの犯人予想が分かれていく理由になっています。
博士の役割と動機の深掘り(原作ベース)
犯人予想が博士に集中する最大の理由は、仲間から存在ごと消されてしまったという深い傷を抱えているためです。
この“記憶から消された痛み”が博士の復讐心となり、事件のきっかけになっています。
博士は、夢の映像や過去の記録にアクセスできる重要な立場におり、事件を動かせる能力を持っています。
原作では、博士が“被害者であり加害者”という二面性を持つように丁寧に描かれており、その複雑さが良いこと悪いことの核心部分です。
また博士の行動は、単に怒りから動いているのではなく、「自分が消された理由を問いただしたい」という切実な思いが背景にあります。
こうした深い役割から、原作の犯人予想では博士が最も濃厚とされています。
「良いこと悪いこと」のテーマから犯人像を読み解く
犯人予想が博士に向かう理由も、このテーマ性と深く関わっています。
良いこと悪いことの中心テーマは「記憶」「忘却」「いじめ」「復讐」です。
誰が誰を忘れるのか、その行為がどんな傷を生むのか――この部分が物語の核になっており、博士=“忘れられた者”という設定が犯人像として最も象徴的です。
さらに、この作品では真実が一つではなく、複数の視点から語られるため「犯人は一人ではない」可能性を強く残しています。
博士の復讐心は物語の軸ですが、その背後に別の意図や別人物の行動が絡むことで、多層的な事件構造になっています。
つまり、良いこと悪いことの犯人像は、記憶から消された痛みによる“復讐の象徴”であり、博士の存在が物語全体を象徴する形になっているのです。
良いこと悪いこと博士以外の“黒幕候補”を時系列で検証

小学校時代のいじめと記憶改ざんから、卒業アルバムの黒塗り、タイムカプセル、そして現代の連続事件までを追うと、校長や委員長、刑事たちの行動が不自然に浮かび上がります。
『良いこと悪いこと』の事件は一人の犯人ではなく、複数の犯人候補が絡み合う構造で、見る側の犯人予想を揺さぶるように作られています。
登場人物の不自然な行動まとめ
まず校長の大谷典代さんは、卒業アルバムの黒塗りやいじめの事実を隠そうとし、『良いこと悪いこと』の真相に関わる情報を握っていながらごまかすような様子が目立ちます。
これは犯人側の動きと言われてもおかしくありません。
委員長の小林紗季さんも、小学生時代のペンケース事件の隠ぺいや、猿橋園子さんとの関係をはっきり語らない点など、犯人を連想させる不自然さがあります。
さらに、宇都見啓刑事も捜査の中心にいながら情報を伏せる場面があり、『良いこと悪いこと』の犯人に関わる立場なのではと疑われています。
このように、物語には博士以外にも複数の犯人候補が配置され、視聴者の犯人予想を迷わせる仕掛けになっています。
事件が起きた順番から見える矛盾
小学校時代のいじめと記憶改ざん、卒業アルバムの黒塗り、タイムカプセルが開けられたタイミング、その後に起きる連続事件を時系列で並べると、『良いこと悪いこと』の犯人は一人ではなく、別の犯人が動いている可能性が高まります。
たとえば、大谷校長の証言と行動が合っていなかったり、小林紗季さんの過去のいじめへの関わりと現在の態度にズレがあったりと、「本当に被害者側なのか、それとも犯人側なのか」が曖昧なキャラが多いです。
さらに、宇都見啓刑事の独自の動きも、『良いこと悪いこと』の犯人とは別の意図を感じさせます。
こうした矛盾が積み重なることで、「博士だけが犯人ではないのでは?」という犯人予想が一気に現実味を帯びてきます。
視聴者の予想で一番多い名前は誰?
今國一成さんはスナック店主として登場しますが、『良いこと悪いこと』の過去と現在をつなぐ重要人物であり、「本当は博士本人なのでは?」という説と、「博士とは別の黒幕犯人なのでは?」という説の両方が語られています。
SNSや考察サイトを見ると、『良いこと悪いこと』の犯人候補として今國一成さんの名前が最も多く、怪しい雰囲気や、いじめに関する裏事情を知っていそうな立ち位置が理由に挙げられています。
もちろん、大谷校長や小林紗季さん、宇都見啓刑事など、ほかの登場人物も犯人候補として人気ですが、「最終回で真の犯人として明かされるのは今國一成さんでは?」という声が特に目立ちます。
このように、博士と今國一成さんを軸にした犯人予想が、『良いこと悪いこと』視聴者の間で一番熱く盛り上がっているのです。
良いこと悪いこと最新話の伏線まとめ!犯人に直結するポイント

黒く塗られた卒業アルバムやタイムカプセル、替え歌どおりに進む事件の順番、そして「ちょんまげ」と今國一成さんの関係など、どれも良いこと悪いことの犯人を絞り込む材料です。
校長や委員長の言動も、別の犯人がいる可能性を強くにおわせており、良いこと悪いことの犯人探しを一気に難しくしています。
このシーンが怪しい|SNSで話題の伏線
まずSNSで一番話題なのが、大谷典代校長が電話で「もうやめませんか」と誰かに訴える場面です。
相手の正体がわからないまま話が切れるため、良いこと悪いことの犯人と直接つながる“共犯者同士の会話では?”と推測されています。
良いこと悪いこと
— Aachi🧢 (@_ayachiiiii) November 16, 2025
次が気になりすぎるー🫣
犯人だれなんだろ…
考えれば考えるほどわからない笑
さらに、体育倉庫の回想シーンで、小林紗季さんが自ら園子さんを閉じ込めていたと明かされる場面も重要です。
ここから、良いこと悪いことのいじめの始まりと現在の犯人が一本の線でつながっているように見えてきます。
替え歌どおりに犠牲者が増え、病院から消えた被害者の惨い動画が送られてくる展開も、犯人の執念深さと計画性を強く示しています。
これらのシーンは、良いこと悪いことの犯人像を象徴する“残酷で理屈っぽい犯人”を浮かび上がらせているのです。
博士の発言・持ち物・行動に隠された意味

博士がふと口にする「全部終わるまで待って」などのセリフは、良いこと悪いことの事件の結末をすでに知っている犯人のようにも聞こえます。
普段は穏やかなのに、一瞬だけ刺さるような表情を見せる瞬間も多く、「被害者でもあり犯人でもあるのでは?」という見方が強まっています。
博士が連れている犬や、小物の配置も要注意です。
今國一成さんのスナック「イマクニ」とつながるような描写が続き、博士と今國さんが同一人物、もしくは密接に関わる犯人コンビではないかと考える人もいます。
夜中に誰かと密かに会っていたり、一人だけ事件の情報に妙に詳しかったりと、良いこと悪いことの中で博士の行動は“犯人の動き”としても説明がつきます。
こうした細かな伏線が積み上がることで、博士が良いこと悪いことの真犯人かどうかを見極める鍵になっているのです。
原作を知る人ほど気づく“あの描写”
その一つが、タイムカプセルや封筒にだけ名前が残っている「岡本健吾」という存在です。
ドラマではほとんど触れられないのに、原作では重要人物として扱われており、良いこと悪いことの“忘れられた誰か”が犯人になる流れを強く意識させます。
また、黒塗りされた卒業アルバムの扱いも、原作を読んだ人には別の意味を持って見えます。
誰が塗ったのか、誰を消したかったのかという視点で見直すと、良いこと悪いことの犯人は「ただの悪人」ではなく、「記憶から消された人たちの象徴」として描かれていることに気づきます。
こうした“原作由来の細かい違和感”を拾っていくと、犯人は一人ではなく、複数の人間が罪を分け合っている構図も見えてきます。
原作を知るほど、良いこと悪いことの犯人は誰なのか、そして誰が一番罪深いのかというテーマがよりくっきり浮かび上がってくるのです。
“犯人に見えるように設計された理由”を脚本構造から読む

良いこと悪いことの物語は、視聴者の予想を揺さぶる作りが特徴で、博士の行動や言葉が犯人に直結するように見えるよう、緻密に構成されています。
あえて博士が犯人に見えるように見せることで、良いこと悪いこと全体の謎が深まり、視聴者の考察意欲を高める脚本設計になっています。
視聴者の感情を揺さぶる構造
最初の結論として、博士は「同情できる被害者でありながら、犯人にも見える」という二面性を与えられています。
これが良いこと悪いことの物語の軸を大きく揺らす装置になっています。
脚本では、博士の言動に小さな違和感を散りばめ、一つひとつが後になって“別の意味”でつながるように設計されています。
視聴者はその都度、「博士は犯人なのか?」「それとも違うのか?」と考えざるを得ません。
また、博士の過去のいじめ体験、記憶から消されたという設定、そして関係者との微妙な距離感が、良いこと悪いことの犯人像を形作る重要な要素になっています。
脚本側は“博士に疑いが向く時間”をあえて長く保つことで、視聴者の予想を誘導しつつ、最終的に別の犯人が現れたときに大きなインパクトが出るようにコントロールしています。
つまり博士は、良いこと悪いことの“犯人候補の中心に立つようデザインされたキャラクター”なのです。
良いこと悪いことなぜ博士が犯人だと“思わせられてしまうのか”心理学で分析

孤独・謎・不自然な沈黙といった要素は、人が“犯人像”を作りやすい典型的な条件です。
物語の構造と視聴者の心理が重なることで、博士は実際以上に犯人らしく見えてしまいます。
忘れられた存在
結論として、視聴者は博士の「孤独・悲しみ・謎」という三つの条件によって、犯人像に結びつけやすくなっています。
まず、人は“孤立している人物=怪しい”と判断する傾向(代表性ヒューリスティック)があります。
良いこと悪いことで博士は「忘れられた存在」という強烈な設定があり、この時点で犯人に結びつけやすい状態になります。
また、脚本側が意図的に配置する“ミスリード演出”も働きます。
小さな違和感を積み重ねることで、視聴者は確証バイアス(疑っている相手の情報だけを集めてしまう現象)に陥ります。
さらに博士の複雑な感情表現が、視聴者の感情移入と不安を同時に引き起こし、「この人、やっぱり犯人?」という揺れを生みます。
つまり博士が犯人に見えるのは、良いこと悪いことが“心理誘導を巧みに使ったドラマ”だからなのです。
良いこと悪いこと博士が犯人では“ない”場合の伏線回収ルートを3通りで検証
委員長・小林紗季が黒幕の場合、校長・大谷典代が関与している場合、そしてキング(高木将)の二重人格が真相の場合です。
これらはいずれも物語に散りばめられた伏線がつながり、博士が犯人ではない展開として成立する強い説です。
1. 委員長・小林紗季が黒幕説

委員長・小林紗季は、過去のいじめの中心人物であり、弟の自殺という強い動機を抱えています。
この時点で“犯人として成立しやすい条件”がそろっている人物です。
さらに良いこと悪いことでは、委員長の回想シーンはほとんどが違和感を残して終わり、視聴者に「まだ何か隠している」と思わせる作りになっています。
また事件で使われたナイフの所持や、園子への複雑な感情、被害者たちとの微妙な距離感など、委員長の行動は犯人像と重なる点が非常に多いです。
もし委員長が黒幕なら、「博士が犯人に見える構造」もそのまま利用できるため、脚本的にも無理がありません。
委員長が操り役、博士がミスリードという構図が最も自然に伏線を回収するルートです。
2. 校長・大谷典代の関与説

校長・大谷典代は良いこと悪いことの中でも“説明のつかない行動”がもっとも多い人物です。
黒塗りされた卒業アルバムを隠そうとしたり、意味深な電話で「もうやめませんか」と発言したり、事件後も不自然な動きを見せています。
これらはすべて犯人の協力者、あるいは裏側で事件操作をしている人物として解釈できます。
校長が犯人そのものではなくても、“犯人に加担した人物”という可能性は高く、博士が犯人ではないルートの中でも特に現実的です。
また校長しか知らない情報が物語に多いため、“黒幕に利用されていた”という展開も成立しやすいです。
博士の疑いが薄れれば、最も重い伏線が校長へ向かう流れになります。
3. キング(高木将)二重人格・裏人格説

キング(高木将)は良いこと悪いことの中で、犯人像と被害者像の両方に一致する非常に珍しいキャラクターです。
彼は過去のいじめ被害者という強烈な背景を持ち、深い恨みを抱いてもおかしくありません。
そのうえで“無意識”のもう一つの人格が事件を起こしているとすれば、散らばった伏線がすべて整合します。
事件のたびに高木だけが状況を把握できていない場面、急に態度や表情が変わる描写、記憶のズレなどは二重人格の伏線として読めます。
これは博士を犯人と誤認させるミスリードとも相性が良く、脚本的にももっとも大胆で衝撃が大きい回収ルートです。
博士が犯人ではない場合、物語の核心に“高木の心の闇”が置かれる可能性は決して低くありません。
まとめ
「良いこと悪いこと」は伏線の重ね方が巧みで、博士が犯人なのか、それとも別の人物なのかという視点が常に揺さぶられる構造になっています。
博士の怪しい行動や原作との共通点は確かに強い材料ですが、委員長・小林紗季さんや大谷校長、高木将さんなど複数の候補にも明確な根拠が示されており、犯人像は一人に固定されません。
最新話で追加された伏線も、「博士=犯人」説と「博士以外=犯人」説の両方で回収できるよう設計されています。
物語が扱う“記憶”と“関係性”のテーマが、犯人推理をさらに複雑にしているのが魅力です。
真相がどこに向かうのか、ぜひ「良いこと悪いこと」を観て確かめてみてください。
良いこと悪いこと(分冊版) 【第1話】 (よもんがクロメ)はこちらから

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