新潟市会津八一記念館の企画展とは?アクセスや休館日、グッズも紹介!代表作は南京新唱

学者・研究者・作家

新潟市会津八一記念館は、会津八一の生涯と芸術に触れられる貴重な場所です。

特に、さまざまな企画展が魅力的で、訪れるたびに新たな発見があります。

会津八一の詩や書に関する特別な展示や、彼の作品にまつわる写真コンテストなども定期的に開催されています。

これらの企画展を通じて、会津八一の深い芸術性を感じることができるでしょう。

また、記念館には会津八一に関連する魅力的なグッズも多く販売されており、訪れた記念にぴったりです。

この記事では、新潟市会津八一記念館の企画展やアクセス方法、基本情報などを詳しくご紹介します。

新潟市会津八一記念館の企画展とは

新潟市会津八一記念館の企画展は、会津八一の生涯や作品の魅力を深く体感できる特別な展示会です。

企画展では、彼の短歌や書、さらには交流のあった文化人との関係を掘り下げた展示が行われます。

たとえば、「八一を知る・八一がわかる」シリーズでは、彼の書に焦点を当てた企画展が開催され、17歳から75歳にわたる筆跡の変化を通じて彼の成長や創作の秘密が明らかにされます。

また、講演会や展示解説といった関連イベントも充実しており、来場者がより深く会津八一の世界を理解できるよう工夫されています。

こうした企画展は、初めて訪れる方にも楽しみやすく、学びの多い内容が特徴です。

あかね
あかね

「八一を知る・八一がわかる」シリーズでは、八一が左利きでありながら右手で文字を書くために新聞の明朝体活字を参考にした独自の習練法や、中国・日本の書の古典を研究した内容が含まれていますよ

新潟市会津八一記念館の人気の企画展

新潟市会津八一記念館の人気の企画展では、多彩なテーマで会津八一の芸術を紹介しています。

特に注目されるのは、「八一を知る・八一がわかる」シリーズです。

このシリーズは、初心者でも楽しめる構成で、彼の短歌や書にフォーカスした内容が魅力です。

例えば、「鐵齋・八一の文人世界」では、八一と鉄齋の交流を通じて当時の文人文化を紹介。

さらに、鉄齋研究の第一人者による特別講演も好評を博しています。

これらの企画展は、会津八一の芸術だけでなく、彼を取り巻く文化や時代背景も学べるため、多くの人々が足を運ぶきっかけとなっています。

新潟市会津八一記念館の写真コンテスト

新潟市会津八一記念館の写真コンテストは、会津八一の短歌の世界を写真で表現するユニークな企画展です。

「會津八一の歌を映す」秋艸道人賞写真コンテストは、彼の短歌をテーマに作品を募集し、入賞作品を展示する人気イベントです。

入賞作品は、八一の歌が持つ情景や感情を巧みに映し出し、多くの来館者を感動させています。

また、展示期間中には写真家や学者による公開講評や表彰式が行われ、参加者が八一の世界観を深く理解できる場となっています。

この写真コンテストは、彼の短歌を視覚的に楽しむ貴重な機会として多くの注目を集めています。

新潟市会津八一記念館へのアクセス方法と地図

新潟市会津八一記念館へのアクセス方法は、公共交通機関、車、タクシーのいずれかを利用できます。

新潟市會津八一記念館の周辺は、新潟市中央区に位置し、観光スポットや施設が集中しています。

住所:新潟市中央区万代3-1-1 メディアシップ5階
電話:025-282-7612

公共交通機関を利用する場合

公共交通機関を使ったアクセスは、バスが便利で手軽です。

バスでアクセス:

  • 新潟駅万代口バスターミナルから、以下のバス路線を利用できます。
  • 新潟市観光循環バスを利用する場合は、18番線から乗車し、停留所から徒歩3分ほどです。
    • 浜浦町線: 「西大畑坂上・會津八一記念館入り口」バス停下車、徒歩約1分
    • 新潟市観光循環バス: 「万代シテイ」バス停下車、徒歩約3分
  • 所要時間は約9分、運賃は大人260円、こども130円です。

タクシーでアクセス:

  • 新潟駅万代口からタクシーで約5分。タクシー料金は約2,000円から3,000円程度です。
  • 運転手に「西大畑坂上・會津八一記念館入り口」と伝えれば、迷うことなく目的地に着けます。

車を利用する場合

車を使うアクセスは、遠方から訪れる方に最適です。

車で訪れることで、自分のペースで記念館を楽しめるのが魅力です。

  • 新潟駅万代口から国道8号または県道経由:新潟駅万代口から直線距離で約3.4km、車で約15分です。
  • 新潟駅万代口から万代橋方面へ進み、国道8号または県道を経由して西船見町方向へ向かいます。
  • 新潟日報メディアシップが目印で、同ビル5階に会津八一記念館が所在しています。
  • 会津八一記念館には駐車場はありませんが、近隣には有料駐車場が複数あります。

徒歩でアクセス

  • 新潟駅万代口から徒歩で約15分。距離は約3.4kmです。
あかね
あかね

会津八一記念館は新潟日報メディアシップの5階にあり、新潟駅万代口からの徒歩でのアクセスもできます。徒歩の場合は、景色を楽しみながら向かうのもおすすめです。

新潟市会津八一記念館の休館日と基本情報

新潟市会津八一記念館は、訪問前に休館日を確認しておくと安心です。

休館日を避けて計画を立てれば、会津八一の芸術と歴史にじっくり触れることができます。

展示替え作業期間の休館日もあるので注意が必要です。

休館日

休館日:主に毎週月曜日です。月曜日が祝日の場合はその翌日が休館日

展示替え作業期間や年末年始(12月28日から1月3日)も休館となるため、注意が必要です。

展示替えの休館日については公式ウェブサイトや館に問い合わせると最新情報が得られます。

基本情報

記念館の開館時間:午前10時から午後6時までで、最終入館は午後5時半です。

入館料:一般500円、大学生300円、高校生200円、小・中学生は100円で、土・日・祝日は小・中学生が無料となります。

20名以上の団体は割引料金が適用されます。

訪問時には、最新の休館日情報を確認しつつ、記念館の魅力を存分に楽しみましょう。

会津八一の代表作とは

会津八一の代表作は、短歌界における彼の独自性と芸術的感性を表した重要な作品群です。

会津八一(あいづ やいち)は、1881年(明治14年)8月1日に新潟市で生まれた日本の歌人、美術史家、書家であり、独自の歌風と美術史研究、書の才能で高く評価され、多くの弟子や後進を育てました。

南京新唱

『南京新唱』は会津八一の代表作であり、彼の芸術家としてのスタートを象徴する歌集です。

この歌集は1924年に刊行され、奈良の文化や風景、仏像をテーマに詠んだ短歌が収録されています。

タイトルの「南京」とは奈良を意味し、古都の情景や仏教的精神を詩的に表現しています。

特に、東大寺や興福寺の仏像を題材にした短歌は、美術評論家としての会津八一の視点が光ります。

この歌集は、初版と二版がなく直接三版から発行されたという特異な出版経緯でも知られ、文学界で注目を集めました。

『南京新唱』は会津八一の短歌スタイルを確立した代表作として、現在も高く評価されています。

會津八一全歌集

『會津八一全歌集』は、会津八一の生涯を通じて詠まれた短歌を網羅した代表作です。

1951年に初版が刊行され、886首の短歌が収録されています。

その後、拾遺作品を加えた1150首の版も発行されました。

この全歌集には、彼の主要な歌集である『鹿鳴集』『山光集』『寒燈集』の作品も含まれており、彼の詩的な歩みを一冊でたどることができます。

また、この全歌集は読売文学賞を受賞し、彼の文学的業績を世に知らしめました。

会津八一の短歌は、日本文化への深い愛と詩的表現が融合しており、全歌集はその代表作として多くの読者に感銘を与え続けています。

新潟市会津八一記念館の人気のグッズとは

新潟市会津八一記念館では、会津八一にちなんだ魅力的なグッズが揃い、訪れる人々のお土産や記念品として人気を集めています。

記念館のオリジナルグッズには、特に「学規」えんぴつが注目されています。

このえんぴつは、会津八一が教え子に贈った「学規」の文を刻んだもので、価格は700円(税込)です。

その他にも、会津八一の書や短歌をあしらった色紙や便箋、扇子、絵はがきなどもあり、観覧後のお土産として大変喜ばれています。

絵はがきは100円から購入できるため、気軽に手に入れることができ、記念にぴったりのグッズです。

また、展覧会に関連するグッズも充実しており、特別展や企画展の図録が販売されています。

例えば、「鐵齋・八一の文人世界」の図録は1,500円(税込)で、展覧会を深く理解できるアイテムとして、ファンにとって貴重なコレクションとなります。

これらのグッズは、会津八一記念館内のミュージアムショップで購入可能です。

まとめ

新潟市会津八一記念館では、会津八一の世界をより深く知ることができる企画展が豊富に開催されています。

特に人気の企画展や写真コンテストでは、彼の短歌や書の魅力を実感できる展示があり、訪れる価値が十分にあります。

また、記念館内には会津八一にちなんだグッズも豊富に揃っており、思い出を持ち帰ることができます。

アクセスも便利で、誰でも気軽に訪れることができる場所です。

ぜひ新潟市会津八一記念館を訪れ、会津八一の芸術と歴史に触れてみてください。

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