M-1グランプリで注目を集めた芸人・たくろうは、派手さよりもリアルなネタで評価を高めてきたコンビです。
日常会話の間や違和感を丁寧にすくい上げるネタは、一度見ると不思議と記憶に残りますよね。
本記事では、芸人たくろうの基本情報から、ネタ作りの特徴、芸歴や同期、コンビ名の由来、プロフィール、そして苦労人と呼ばれる理由までを整理します。
たくろうという芸人が、なぜ今これほど支持されているのかを、ネタを軸に分かりやすくまとめていきます。
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- たくろうのネタ作りと同期とは?
- たくろうの芸歴とコンビ名の由来
- たくろうのプロフィールと苦労話
たくろうとはどんなネタの芸人?

たくろうは、吉本興業大阪本社に所属するお笑いコンビで、2016年3月9日に結成されました。
芸歴は約9年と長く、関西を拠点によしもと漫才劇場などで活動してきた芸人です。
メンバーは、ボケ担当のきむらバンドさん(NSC大阪36期)と、ツッコミ担当の赤木裕さん(NSC大阪37期)による先輩後輩コンビ。
二人の距離感が、そのままネタの空気感につながっています。
たくろうのネタは派手さよりも言葉選びや間を大切にしており、「分かる」と感じさせる芸人らしい笑いが特徴です。
漫才とコントの要素を行き来する構成も、たくろうのネタが印象に残る理由の一つです。
たくろうのネタ作りの特徴とは?

たくろうのネタは、派手な設定や大声に頼らず、芸人としての観察力と会話力で笑いを生み出しています。
赤木裕さがネタの土台を考え、きむらバンドさんと一緒に調整して仕上げるスタイルで、二人の関係性がそのままネタに表れています。
たくろうのネタは「実際にありそう」と感じさせる点が強く、芸人同士のやり取りに共感した観客が自然と笑ってしまう構成です。
作り込みすぎないネタだからこそ、たくろうは芸人として幅広い層に支持されています。
日常会話を切り取るリアルさ
たくろうのネタでは、台本を読んでいるような不自然さがなく、本当にその場で話しているような空気が流れます。
赤木裕さんの少しズレた発言や挙動に対し、きむらバンドさんが大きく否定せず受け止めることで、人間らしい間が生まれます。
この「間」や言葉の引っかかりが、見ている側に「わかる」と思わせるポイントです。
芸人・たくろうのネタは、特別な出来事ではなく誰でも経験したことのある場面を扱うため、共感型のネタとして高く評価されています。
作り込みすぎない構成が刺さる理由
たくろうは、無理に盛り上げるネタ作りをせず、劇場で目の前のお客さんが笑うことを大切にしてきた芸人です。
強いボケや派手な展開よりも、シンプルで分かりやすい流れを選ぶことで、ネタの内容が自然と頭に入ります。
その結果、4分という限られた時間でも完成度の高いネタに仕上がり、M-1などの大会でも評価されやすくなりました。
たくろうのネタは「かっこよさ」よりも「伝わりやすさ」を重視している点が、多くの人の心に刺さっています。
たくろうの芸歴は?ブレイクまでの道のり

たくろうは、2016年3月9日に結成された芸人コンビで、2025年時点で芸歴9年目を迎えています。
若手の頃から劇場では評価が高く、派手なブレイクはなくても着実に実力を伸ばしてきました。
たくろうの芸歴は「一気に売れた」というより、「長く続けて勝ち取った」道のりが特徴です。
芸人として劇場・賞レース・全国大会を一段ずつ登ってきた点が、たくろうの芸歴の強みだと言えるでしょう。
養成所〜現在までの流れ
たくろうは、きむらバンドさん(NSC大阪36期)と赤木裕さん(NSC大阪37期)が出会い、先輩後輩の関係から結成された芸人コンビです。
NSC卒業後すぐに活動を始め、結成から間もない2016年には劇場の若手賞レースで結果を残しました。
その後もよしもと漫才劇場を中心に出演を重ね、芸歴を重ねながらネタを磨き続けます。
たくろうの芸歴は、早い段階で土台を作り、焦らず積み上げてきた点が印象的です。
賞レースで注目されるまでの期間

たくろうは2018年からM-1グランプリに本格参戦しましたが、準決勝や準々決勝で敗退する年が続きました。
芸人として結果が出ない時期も、劇場でネタを改良し続けた点が芸歴の厚みにつながっています。
そして2025年、ついに初の決勝進出を果たし優勝。
芸歴9年目での快挙は、たくろうが一歩ずつ実力を積み重ねてきた証です。
「売れるまで長かった」印象を整理
たくろうの芸歴は「遅咲き」ではなく「順調な成長型」です。
芸歴だけを見ると時間がかかったように見えますが、たくろうは結成直後から劇場で結果を出し、賞レースにも継続的に挑戦してきました。
目立つブレイクが後半だったため「苦労した芸人」という印象がありますが、実際の芸歴は無駄のない積み重ねです。
たくろうの芸歴は、実力を磨き続けた芸人が最後に評価された好例と言えるでしょう。
たくろうの同期芸人は誰?

たくろうは、きむらバンドさんがNSC大阪36期、赤木裕さんが37期という先輩後輩コンビの芸人です。
そのため同期の幅は広く、売れっ子から劇場中心で活躍する芸人まで多彩な顔ぶれがそろっています。
たくろうは、同期の中でも派手なキャラや分かりやすいネタではなく、日常を切り取る独特な笑いで存在感を示してきました。
同期芸人と並べて見ることで、たくろうの立ち位置や個性がより分かりやすくなります。
同期の代表的な芸人は?

36期生には、テンポの良い漫才で評価の高いオダウエダや、THE W優勝で一気に知名度を上げた3時のヒロインのゆめっちさんがいます。
また、カベポスターやダブルヒガシなど、劇場で安定した人気を誇る芸人も同期です。
一方、赤木裕さんの37期生では、チェリー大作戦の鎌田キテレツさんや9番街レトロの京極風斗さんなど、個性派の芸人が目立ちます。
こうした同期の中で、たくろうは独自路線を歩んできました。
同期と比べたたくろうの立ち位置と個性
同期には勢い重視やキャラクター重視の芸人が多い中、たくろうは日常会話をベースにしたネタで勝負してきました。
派手さは少ないものの、見れば見るほど味が出るネタが特徴で、これは同期の中でも珍しい立ち位置です。
M-1優勝をきっかけに、たくろうは同期芸人の中でも一歩抜けた存在になりましたが、スタンス自体は変わっていません。
同期と比べても、たくろうは自分たちの笑いを信じ続けてきた芸人だと言えるでしょう。
たくろうというコンビ名の由来

芸人・たくろうのコンビ名は、きむらバンドさんと赤木裕さん、それぞれの「好き」が重なって生まれました。
奇をてらった名前ではなく、シンプルで覚えやすい点が特徴です。
芸人として長く活動していく中で、この名前がネタや雰囲気と自然に結びつき、たくろうという存在そのものを表す看板になっています。
結果として、芸人・たくろうの人柄や笑いの方向性まで伝わる名前になっているのです。
名前の意味・由来
芸人・たくろうの「たく」は、きむらバンドさんが敬愛する木村拓哉さんから取られています。
一方「ろう」は、赤木裕さんが憧れてきたイチロー選手に由来しています。
どちらも日本を代表する存在であり、二人が芸人として目指す姿をさりげなく込めた名前です。
難しい意味を持たせず、好きな人物を素直に組み合わせた点に、たくろうの人柄が表れています。
芸人としての原点が、そのまま名前になったと言えるでしょう。
なぜ印象に残るのか・空気感との一致

芸人・たくろうのネタは、日常会話のような自然さや親しみやすさが魅力です。
その雰囲気は、スターの名前を少し借りたような「たくろう」という響きとよく重なります。
大きな野心を前に出すのではなく、身近な感覚でトップを目指す姿勢が名前にも表れています。
覚えやすく口にしやすいため、M-1優勝後も話題になりやすく、芸人・たくろうの印象を強く残す要素になっています。
たくろうの年齢・プロフィールまとめ

たくろうは、落ち着いた空気のネタが印象的な芸人ですが、その背景には二人の年齢や歩んできた道があります。
プロフィールを知ることで、たくろうの芸人としての立ち位置や、人間味のあるネタが生まれる理由も見えてきます。
ここでは、生年月日や年齢、出身地、ボケとツッコミの役割分担まで、初めての人にも分かりやすくまとめます。
たくろうという芸人を理解するための基本情報です。
生年月日/年齢
たくろうのきむらバンドさんと赤木裕さんは、ともに30代後半から40代に差しかかる世代で、若手というより中堅芸人にあたります。
だからこそ、たくろうのネタには若さだけでは出せない視点や、生活感のある会話が多く登場します。
年齢を重ねた芸人ならではの感覚が、共感を呼ぶ理由の一つです。
たくろうは年齢を武器に変えた芸人だと言えるでしょう。
出身地

たくろうの二人は関西出身で、大阪を中心に芸人活動を続けてきました。
日常を切り取るネタには、関西の空気感や会話のリズムが自然に表れています。
ただし、強い方言を前に出すのではなく、誰にでも伝わる言葉選びをしている点が特徴です。
そのため、たくろうの芸人としての笑いは、関西だけでなく全国の視聴者にも届きやすくなっています。
キャラ分担(ツッコミ・ボケ)
たくろうでは、きむらバンドさんがボケ、赤木裕さんがツッコミを担当しています。
ボケとツッコミがはっきりしているため、ネタの流れが初見でも理解しやすいのが特徴です。
ただ強く突っ込むのではなく、会話を整えるようなツッコミが多く、人間関係のリアルさが生まれます。
この役割分担が、たくろうの芸人としての持ち味を支えています。
たくろうはなぜ「苦労人」と言われる?

たくろうは、芸人としての実力を早くから認められながらも、全国的に知られるまでに時間がかかりました。
結成から約9年、劇場でネタを磨き続け、賞レースに挑み続けた姿勢が「苦労人」と呼ばれる理由です。
派手なブレイクではなく、地道な努力で道を切り開いた点が、たくろうという芸人の評価につながっています。
下積み時代のエピソード
たくろうは2016年の結成後、よしもと漫才劇場を拠点に活動を重ねてきた芸人です。
2018年のM-1で注目を集めたものの、その後は準々決勝や早いラウンドで敗退する年が続きました。
それでも舞台に立ち続け、ネタを直し続けた姿勢が印象的です。
苦労人と呼ばれる理由は、結果が出ない時期も逃げずに積み上げた経験にあります。
評価されるまで時間がかかった理由
たくろうの芸風は、日常会話のズレや間を大切にするため、最初は分かりにくいと感じる人もいました。
テレビ向きの強いインパクトより、じわっと伝わる笑いを選んだ結果、評価が追いつくまでに時間が必要だったのです。
苦労人と見られる背景には、流行に寄せず自分たちの形を守った姿勢があります。
今の芸風につながっている点
長い下積みで身についた会話の間や空気感が、現在のたくろうの芸風を支えています。
劇場で鍛えた感覚があるからこそ、無理のない自然なネタが生まれました。
苦労人として積み重ねた時間が、芸人・たくろうの説得力になり、M-1優勝という結果につながったと言えるでしょう。
まとめ
本記事では、芸人・たくろうの魅力を、ネタ作りを軸に多角的に整理してきました。
日常会話を切り取るネタの強さ、作り込みすぎない構成、長い芸歴の中で積み重ねてきた経験が、今の評価につながっています。
同期芸人の中でも独自の立ち位置を築き、コンビ名やプロフィールにも人柄が表れている点は、芸人としての一貫性を感じさせます。
苦労人と呼ばれる背景には、ネタを信じて続けてきた時間があり、その姿勢こそがたくろうの最大の魅力です。
これからも芸人・たくろうのネタと歩みを応援していきましょう。
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